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Tarlant（タルラン）のシャンパン評価ガイド

Tarlant（タルラン）のパーカーポイント

Tarlant（タルラン）のパーカーポイントを以下に示します。

種類（銘柄）	ヴィンテージ	パーカーポイント
Zero Brut Nature	NV	90
Cuvee Louis	NV	94
BAM！	NV	92
la Vigne d’Antan	2004	95
	2002	92
	2000	94

Tarlant（タルラン）の種類

Tarlant（タルラン）は次の種類のシャンパンを提供しています。

種類（銘柄）	ヴィンテージ	ブレンド比率
Zero Brut Nature	NV	PN:33% CH:33% M:33%
Cuvee Louis	NV	PN:50% CH:50%
BAM！	NV	PMe:46% Ar:27% PB:27%
la Vigne d’Antan	NV	CH:100%

＜ブドウ品種の表記＞
PN＝Pinot Noir（ピノノワール）
CH＝Chardonnay（シャルドネ）
M＝Meunier（ムニエ）
Ar＝Arbane（アルバンヌ）
PMe＝Petit Meslier（プティメリエ）
PB＝Pinot Blanc（ピノブラン）

Zero Brut Nature
（ゼロ ブリュット ナチュール）

ゼロ ブリュット ナチュールは、マロラクティック発酵を行わず無濾過で造られます。ドサージュ0/gで
青リンゴにシトラスのフルーティさ、透明感あるミネラルと塩味、白コショウのようなスパイス感がほのかに過ぎります。柑橘を絞った「生牡蠣」と最高のマリアージュを実現します。

Cunee Louis
（キュヴェ ルイ）

キュヴェ ルイは、ピノノワールとシャルドネを50%ずつブレンドし15年間の瓶内熟成後にリリースされます。白い果実とリンゴの香り、繊細な果実と柔らかな酸がしっかり溶け込んでいます。ヘーゼルナッツやアーモンドの風味が濃密な味に良いアクセントを与えています。

BAM
（バム）

バムは、「プティメリエ」「アルバンヌ」「ピノブラン」を用いた古代品種ブレンドのシャンパンです。
早熟リンゴ、ライムのような香り、硬質なミネラル感が全体を支えています。ミントやジンジャーのハーブ香が混じり、草原のような清涼感を楽しむ事ができます。

la Vigne d’Antan
（ラ ヴィーニュ ダンタン）

ラ ヴィ―ニュ ダンタンは、フィロキセラ対策のアメリカ産ブドウ樹の接ぎ木を行っていないブドウを使用して醸造されます。
ライムやグレープフルーツのような多種多様な柑橘の香り、アプリコットやシロップ漬けの果実の風味、白コショウやスモークの要素が複雑に絡み合います。決して力で押し切る味わいではなく、柔らかく深みのある味わいを表現しています。

編集者のまとめ・コメント

Tarlant（タルラン）は1687年に畑を購入、数百年に渡りブドウ栽培を続けてきた一族です。1929年よりシャンパンの瓶詰販売を開始しています。近年の品質は高い評価を受けており、ラ ヴィーニュ ダンタンはパーカーポイント95を獲得しています。

タルランのシャンパンはオーク樽を用いるダイナミックな作品、というイメージを持つ人は少なくないでしょう。実際に「キュヴェ・ルイ・エクストラ・ブリュット」などの作品は「オーク樽発酵」に加え「長期のオーク樽熟成」と工程上の樽使用率は高く、派手で都会的なシャンパンを連想させる要素が多く見られます。

しかし忘れないでほしい。タルランの作品にはフランスの伝統を後世に引き継ぐ2つの重要なキュヴェがあることを、一つは古代品種を用いて醸造される作品「BAM！」、二つ目はフィロキセラ対策の接木未実施のブドウから造られる「la Vigne d’Antan」です。
BAMは忘れられつつあるシャンパーニュの伝統品種「プティメリエ」「アルバンヌ」「ピノブラン」の味わいを忠実に表現しています。一方、純粋なフランス産ブドウ樹から生まれるla vigne d’Antanは、柔らかく土の温もりを連想させる味わいをもたらします。

これらは近年の好まれる豪華で都会的なシャンパンとは対照的に、温厚で田舎的な情景を想像させます。
タルランの作品は、決して樽による力任せのシャンパンではなく、フランスワインが本来持つ心温まる包容力を持っています。

生産者情報

Tarlant（タルラン）は1687年創業のレコルタンマニピュランです。

Tarlant（タルラン）は以下のWEB・SNSサービスで情報を配信しています。

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• 2024年4月14日、記事内容を更新